第63回「シールド・トンネル工法施工技術講習会」

シールド技術 “更なる進化へ”
計画と施工上のポイント

※土木学会「継続教育(CPD)プログラム」認定(CPD単位6.8)
(建設系CPD協議会加盟団体のCPDSにも対応します)
〈CPD申請〉日本プロジェクト・リサーチ内『シールド工法セミナー事務局』

【東 京 開 催】(定員120名)
開催日時 2019年 4月12日(金) AM9:10 ~ PM17:00
開催場所 連合会館(旧総評会館)2F 東京都千代田区神田駿河台3-2-11[MAP]
電話番号(03)3253-1771
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【大 阪 開 催】(定員80名)
開催日時 2019年 4月18日(木) AM9:10 ~ PM17:00
開催場所 大阪科学技術センター 4F 大阪市西区靭本町1-8-4[MAP]
電話番号(06)6443-5324
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講習会タイムテーブル【東京】

講習会タイムテーブル【大阪】

講習会プログラム

東京・大阪(1)9:10~10:05

気泡による機械負荷低減と発進基地PP換気システム

 本工事は、横須賀市上下水道局が進める下水道施設再構築事業の一つで、上町浄化センターと下町浄化センターをつなぐパイパス管路を泥土圧シールド工法(マシン外径φ2,890mm、延長2,193m)にて築造するものである。施工にあたり環境保全、改善を意図し以下の取り組みを行い施工した。
 気泡の効果は多様であり、知られているが定量的なものは少ない。本報文では機械負荷低減の総合的評価を試みたのでその効果を報告する。
 発進基地は防音ハウスで囲うことが多いい。ハウス内では多様な作業工程があり、関連法令に定められた換気が必要である。本報文では、セグメントシール貼り作業(有機溶剤作業)に大口径2,400mmプッシュファンを採用したPP(プッシュプル)換気システムの設備と効果について報告する。

戸田建設(株) 首都圏土木支店 10工区上町・下町バイパス管築造工事作業所 現場代理人  梅原  勉
戸田建設(株) 首都圏土木支店 10工区上町・下町バイパス管築造工事作業所 監理技術者  弘瀬 雄太
戸田建設(株) 首都圏土木支店 10工区上町・下町バイパス管築造工事作業所 工事主任   本多 和博

東京(2)10:10~11:05  大阪(7)16:05~17:00

ESS工法(泥濃式)による小口径・長距離シールドの施工実績
-山田幹線水路(緑が丘サイホン)建設工事-

 近畿農政局では、兵庫県南東部における農業用水施設の改修および用水系統の再編を目的に、東播用水二期土地改良事業を実施している。
 今回の工事は、既設淡河幹線水路および山田幹線水路を廃止し、新たな水路(新山田幹線水路)を泥濃式シールド工法にて建設するものである。仕上がり内径はφ1,500mmと狭小であり、施工延長は2,447mと小口径シールドとしては過去に例がない長距離である。主たる土質はN値60以上の固い砂礫層でありビット交換を1回実施している。その他の特徴として半径15mのS字急曲線や既設水路直下での近接施工等がある。
 本稿では、これらの条件下での長距離泥濃式シールドの施工実績について報告するものである。

(株)フジタ 大阪支店 農水山田シールド作業所 所長  芳賀 貴彦

東京(3)11:10~12:10  大阪(3)11:15~12:15

大断面φ12.64mかつ長距離泥水シールド高速施工の計画と実績

 本工事は、横浜市が整備を進めている自動車専用道路「横浜環状北西線」の2本のシールドトンネルのうち、内廻り(青葉行き)トンネルを泥水シールド工法(マシン外径φ12.64m、延長3.9km)にて構築するものである。
 早期の供用開始のため、掘進に当たっては平均月進300m以上の高速施工を求められた。また掘削土層はN値50を超える基盤層であるが、土被りが7~67mと大きく変化すると同時に、一般家屋直下の掘進、河川・鉄道・その他重要構造物の横断があることから、地盤変状を抑える安全な掘進管理が要求された。
 本稿は、これら施工条件を満たすための計画と施工実績について報告するものである。

(株)安藤・間 関東土木支店 横浜市北西線シールド出張所 工事課長  中野 修吾

東京(4)12:45~13:45  大阪(2)10:10〜11:10

厳しい施工条件下における泥土圧シールドの計画と施工
-高水圧下(0.28Mp)、巨礫混じり硬質砂礫層の小断面長距離掘進-

 本工事は、仙台市原町東部地区の浸水被害低減を目的とした内径 2.0m、延長 1939mの雨水幹線トンネルを泥土圧シールド工法(シールド機外径 2.48m)にて築造するものである。トンネルは仙台市地下鉄東西線卸町駅直下を横断通過するため、地下 30mの大深度、高水圧下に計画され、その通過土層は巨礫を含む硬質の砂礫地盤となった。小断面、長距離施工といった難条件もあり、その施工の難度はさらに増すこととなった。
 このような厳しい条件のもと、所定の期間の中で無事にシールド施工を完了させるべく、あらゆる面から検討を重ね実施工に臨んだ。実施工では厳しい条件ゆえのトラブル発生もあったが、さらなる工夫改善により安定した掘進を可能とした。
 本稿は、これら施工における計画と実施工の結果について報告するものである。

佐藤工業(株)東北支店 原町東部幹線作業所 工事部長(技術士・建設部門)  倉田  学
佐藤工業(株)東北支店 原町東部幹線作業所 工事主任           児玉 ひと美

東京(5)13:50~14:50  大阪(4)12:50〜13:50

6m超の大断面密閉式ボックス推進工法の開発と施工
~大断面・長距離・曲線推進へのボックス推進工法の挑戦~

 昨今ボックス推進工法の優位性として地盤の安定性や高速施工が着目され、大断面地下空間構築工法への適用が求められている。このような中、6mを超える大断面ボックス推進工法として2例が採用され、推進工法の領域をはるかに超えた実績を積み重ねることができた
 そこで本報告では、あらためてボックス掘進機の機構や機能の詳細を述べ、推進延長が 200mを越える長距離・S字曲線の矩形雨水渠推進工事や地下鉄エレベータ地下通路工事等の事例および掘削断面が 30m2を超える大断面ボックス推進工法を用いた高速道路や国道直下の車歩道立体交差等の施工事例について検証する。

(株)アルファシビルエンジニアリング 代表取締役(工博 技術士)  酒井 栄治
(株)アルファシビルエンジニアリング 施工本部副本部長(技術士)  松元 文彦

東京(6)14:55~15:55  大阪(5)13:55〜14:55

軟弱地盤・狭隘施工・近接施工条件下に大規模ニューマチックケーソンを施工
-王子第二ポンプ所建設その2工事-

 橋梁などの基礎構造物として導入されたニューマチックケーソン工法は、高品質なRC構造を安全・確実に地下に構築できる工法としてその用途を広め、大深度・大型化するさまざまな地下構造物の築造に適用されるようになっている。今回報告する工事は、東京都下水道局発注のニューマチックケーソン工法によりポンプ所を築造するものであり、ケーソンの大きさは、平面寸法:49.70m×32.30m(掘削断面積:1,605m2)、高さ:34.30mである。掘削地盤の土質は上部からN値0~3の有楽町層(粘性土)が20m程度分布している。また、今回施工するケーソンと首都高速中央環状王子線の基礎(離隔約10m)および隅田川に流入する石神井川流末部の護岸(離隔約3m)が近接している。本報文では、狭隘施工条件下で近接構造物に配慮しつつ、軟弱地盤中に構造が非常に複雑な大型ポンプ所ケーソンを施工する上でのCIMの効果的な活用、近接施工対策、軟弱地盤対策や温度ひび割れ対策などについて報告する。

大豊建設(株)東京土木支店 王子ポンプ作業所 現場代理人  長崎 正幸

東京(7)16:00~17:00  大阪(6)15:00〜16:00

大断面φ13.59m泥土圧シールドにおける100mR急曲線施工を含む初期掘進について
-横浜湘南道路トンネル工事-

 国土交通省が整備を進める圏央道の一部である横浜湘南道路は、片側2車線の自動車専用道路であり、本工事は、そのトンネル部分を2機のシールドを用いて築造するものである。上り線トンネルは、路線のほぼ中央の道路線形から外れた隣接立坑から外径φ13.59mの泥土圧シールドで終点側の半分を施工するものである。そのため、発進直後に道路線形に向けた曲線半径100mの急曲線施工がある。さらに、起点側半分は、別のシールドで起点側から掘進し、急曲線部に築造したセグメントを直接切削して地中接合することで1本のトンネルを築造する。
 今回は、当社が開発した切削可能セグメントによる急曲線部施工を含めた初期掘進結果について報告する。

西松建設(株)関東土木支社 横浜湘南道路工事事務所 所長(技術士、建設部門・総合技術監理部門) 坪井 広美